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〇〇国家試験合格率100%にダマされなで!合格率の裏側とその実態について

どうも、元柔道整復師エンジニア のん です。

私は国家資格である柔道整復師を目指すべく、柔道整復師国家試験を受験した1人でもあります。

そこで今回は、私自身が入学後に気づいた
『国家試験合格率100%の裏側とその実態』について、実際に受験した柔道整復師国家試験を例に挙げて紹介していきます。

まず、はじめに

将来、国家資格取得を必要とする職業に就きたい場合は、国家試験合格が必須になるのではないか思います。

そこでまず多くの方は、国家試験合格の第一歩にむけて、合格率の高い学校または大学を探して、志望しようと考えるではないでしょうか?

もちろんそれだけの理由ではないかもしれませんが、私の場合は少なからずその考えを持った上で進学を決意しました。

そして進学先を決める上で「国家試験合格率〇〇%」といった過去の実績は重要なポイントの一つでした。

入学後、私は無事に国家試験合格率が高い学校に進学できたましたが
いざ入学してフタを開けてみると、入学前の進学先選択で重要視していた国家試験合格率というものが如何にして高い確率で保たれているかを知ることになりました。

国家試験合格率100%の定義について

当たり前ですが、国家試験合格率は

  • 受験者数
  • 受験合格者数

が一致する(受験者数=受験合格者数)ことが国家試験合格率100%の定義です。

国家試験合格率100%の裏側とその実態について

ただ先ほどの国家試験合格率100%は、
あくまでも『その年における国家試験の受験資格を得ることのできた人だけが、誰一人として落ちることなく全員合格できた』ということです。

「え、なに言ってるの❓当たり前じゃん❗」っとなるかもしれませんが....

私がここで言いたいのは、
『入学者全員がエスカレーターのように進級したとしても、必ずその全員が国家試験の受験資格を得ることができる訳ではない』ということです。

この理由として、パッと思いつくのは単位不足やその他事情などにより進級することできない、いわゆる留年ではないですか?

ただこれに関しては、ごく当たり前のことで国家試験合格率100%には全く関係ないものです。

しかし、もう1つの理由として考えられるのが、
学力によって国家試験の受験資格すら得ることが出来ないという場合があります。

これは留年とは別に、学校側が国家試験対策に向けて定期的に学校独自の学力試験国家試験対策模試試験などの成績によって、ある一定以上の成績者ではないと受験資格を与えないという考え方です。

もちろん、私が進学した学校もこれに当たり、
「この人の成績では、国家試験を受験しても合格までは至らないだろう」と判断された場合は、国家試験を受験することすら認められません。

しかし、すべての学校がこれに該当するわけではないと思いますが、
とくに学校のHPやパンフレット等で「国家試験合格率〇〇%」といった合格率が高いことを強く推している学校に関しては、このケースに当たることが多いのではないかと思います。

なぜなら、合格率の高い学校はその「合格率の高さ」をキャッチコピーにして学校の注目度・評判を上げています。
悪い言い方をすれば、「合格確率が高い」というのは学校側にとって入学者が増えることに繋がり、同じ分野のライバル学校よりも設けることができる一つの手段になります。

ただこれは学校側からしてみたら、ごく当たり前の社会的ビジネスの手段なんだなと感じます。

最後に

ここまであまりいい事を言っていませんが、 国家試験合格率が高いということは、その学校が国家試験合格に向けた教育に力を入れているという点でもあります。

結果的に、国家資格を有する職業に就きたいのであれば国家試験に合格しないと始まりません。

ここでは、国家試験合格率100%の学校に入学したからといって、
必ずしも全員が合格できるものではないということを少しでもお伝えできていれば幸いです。

そして、これから進学先を決めようと思っている方は、
国家試験合格率だけに目を向けるのではなく、その他の点も踏まえて進学先選択をしていただけたらなと思います。