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【Xcode】iOS実機確認時における「This iPhone 6 is running iOS 11.4.1 (15G77), which may not...」の対処方法

環境

事象

Route_xcodeproj-3.png

Xcodeにおいて、実機接続後のビルド実行時に 「This iPhone 6 is running iOS 11.4.1 (15G77), which may not be supported by this version of Xcode.」 が発生する。
→ 実機iPhoneのOSに対応したデバイスサポートファイルが存在しない言われる。

原因

  • 自身の実機iPhoneのOSがXcode側でサポート外である場合
  • 以前使用可能であった実機iPhoneのOSをアップデートしたことにより、Xcode側でサポート外となった場合

対処

Xcode側に実機OSに対応したデバイスサポートファイルを配置し、サポート対象であること明示する。

1. 対応したデバイスサポートファイルの確認

実機OSを確認する。

  1. 実機iPhoneのOSを確認する。
    設定 > 情報 > バージョン
    ⇒ 例)11.4.1(15G77)

  2. 自身のXcodeバイスサポート内容を確認する。 /Users/<USER_NAME>/Library/Developer/Xcode/iOS DeviceSupport/配下のディレクトリに、実機OSと同等ではないディレクトリ名が存在するかを確認する。
    ⇒ 例)ディレクトリ名 : 11.3.1 (15E302)
    iosDeviceSupport_15E302.png

実機OSに対応したデバイスサポートファイルを確認する。

Ghibli / iOS-DeviceSupportより、実機OSに対応したデバイスサポートファイルを確認する。

2. デバイスサポートファイルのDL

先程のGithubリポジトリ iOS-DeviceSupport から対象のzipファイルをDLする。

→ 今回は、実機OSが11.4.1(15G77)なので、11.4(15F79).zipファイルをDLしました。

※ はじめに 11.4(15F5061c).zip をDLしましたが、上手く動作しなかったので()内のバージョンも意味があるみたいなので、実機OSに近しいものを選んだほうがいいかと思います。

3. デバイスサポートファイルの配置

DLしたzipファイル解凍後、 /Users/<USER_NAME>/Library/Developer/Xcode/iOS DeviceSupport/配下に解凍されたディレクトリを配置する。
※ もともと~/iOS DeviceSupport/配下にある既存ディレクトリの削除は不要です。 11_4_1__15G77__と_ダウンロード.png

4. 再ビルド

バイスサポートファイル配置後、再度ビルドし直す。
※ うまく動作しない場合は、Xcodeを再起動することおすすめします。