【PHP】Visual Studio Codeで定義元へのジャンプ機能を設定する
目的
- Visual Studio Code(以降VSCode)で展開したPHPリソースにて、定義元へのジャンプを可能にしたい
- Eclipseみたいな定義元へのジャンプ機能を再現したい
前提
環境
- Windows10
- Visual Studio Code 1.30.1
- PHP 7.2.10 ※このあとインストール予定のもの
手順
PHPをインストールする
PC自体にPHPをインストールしていない場合はインストールする。
今回は、php-7.2.10-Win32-VC15-x64
をインストールしました。
※とくに仮想マシン等でのPHPを管理している場合においても、PHPをインストールしておく必要がある
設定ファイル php.iniの作成・編集
ダウンロードしたら適当なディレクトリに解凍し、
解凍されたら、php-7.2.10-Win32-VC15-x64みたいなディレクトリができる。→バージョンによって若干差異あり
その解凍されたディレクトリ内にあるphp.ini-development
ファイルを同階層にコピーして、ファイル名をphp.ini
に変更し保存する。
保存したphp.ini
ファイルを開き、以下2点の設定を編集する。
1.ディレクトリ設定を有効にする
コメントアウト;
を外す。
(変更前) ;extension_dir = "ext"
(変更後) extension_dir = "ext"
2.sslのextensionを有効にする
コメントアウト;
を外す。
(変更前) ;extension=openssl
(変更後) extension=openssl
拡張機能 PHP Intellisenseをインストールする
VSCodeの拡張機能である「PHP Intellisense」をインストールする。
PHP IntellisenseはPHPコードの補完・整形を可能とする拡張機能らしいので、これがないとはじまらない...
settings.jsonの設定を変更する
VSCodeのsettings.jsonを開く。
[右下の歯車アイコン] > [Settings] > [Extentsions] > [PHP] > [Edit in settings.json]
または
[File] > [Preferences] > [Settings] > [Extentsions] > [PHP] > [Edit in settings.json]
を選択する。
開いたら、 php.validate.executablePathの編集ボタンを押下し、右側に表示されるWORKSPACE SETTINGSにjson形式で以下2行を追加する。
{ "php.validate.executablePath": "PHPインストール時に解凍したディレクトリ内にあるphp-win.exeのパス", "php.suggest.basic": false }
実際はこんな感じ
{ "php.validate.executablePath": "C:\\Users\\ユーザー名\\php-7.2.10-Win32-VC15-x64\\php-win.exe", "php.suggest.basic": false }
記入したら、保存(Ctrl+S)する。 これで VSCode にPHPが認識されるようになる。
あとは再起動すればOK!